大学生活ブレまくりかよ
久々に本を読んだ。島崎藤村の「桜の実の熟する時」。一年生のときに何を思ったのか読みたい本リストに入れていた本で、たまたま近所の書店で目に入ったからレジに持って行ってしまった、そんな本。憂鬱なバイト前の電車十数分の間で読むこと二週間、ようやく起承転まで行った。(いや全部読んでからブログ書けよ)
思えば久々に硬めの本を読んでいる。大学一年のときは暇で、沢山の本を読み、映画を観た。二年に入ってからは情報工学のプログラミング、iGEM、交友関係でまとまった時間が取れなくなっていた。本を読んだとしても最近の小説ばかりだった。
三年に上がって、やることを専門に絞った。プログラミングを書くバイトも始めた。自分は危機感を覚えないと何もできない人だからバイトを始めたのはそれなりの刺激になったと思う。だいぶ勉強に身が入ってきている。
専門に絞ったのは自分なりに考えて決めたことだけど、これでよかったのかなと改めて違和感を感じてしまう。自分が専門に絞ったのは、学部の周りの人と比べて自分の情報工学の知識が足りない劣等感からきたものであって、実はその劣等感は見過ごしてよかったものではないのだろうか。
今一番やりたいことは大学生活の暇を貪って少し硬い本を読み、自分の軸を作ることにあるように思う。劣等感なんか感じなくていいから、漠然とした焦燥感に追われなくていいから、ごくごく平均的な大学生活を自分なりに自信を持って送りたい。
大学一年の自分が懐かしい、そんな午前3時。