都内でじわじわと浸透する自転車レンタルサービスについて
都内在住の皆さん、東京に観光に来る予定の皆さん、今都内で話題の「東京・自転車シェアリング」サービスをご存知ですか?実は最近都内で自転車シェアイングがじわじわと浸透しています。今日は、この自転車シェアサービスについて少し紹介したいと思います!
東京・自転車シェアサービスとは
「東京・自転車シェアサービス」とは、東京の指定されている様々な駐輪場で、どこでも自転車のレンタル・返却ができるレンタサイクルです。シェアサービスといっても、一日だけのレンタサイクルとしての利用から日々の通勤・通学の定期利用まで様々な使い方ができます。株式会社ドコモ・バイクシェアが提供しているサービスで、現在(2018年8月)では東京都内9区(代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区)において利用可能です。
東京・自転車シェアリング広域実験(千代田区・中央区・港区・新宿区・文京区・江東区・品川区・大田区・渋谷区)
ほかのレンタサイクルとの違い
ほかのレンタルサイクリングサービスと異なる点は、なんといってもそのポータル(専用駐輪場)の数の多さです。都心の方だとほぼ、徒歩十五分圏内に一つあるようです。このポータルの数の多さが、東京・自転車シェアサービスの強味だと感じました。例えば、自宅付近のポータルで自転車を借りて、最寄りの駅で返却する。都内の駅から借りて、浅草、東京スカイツリー…と観光スポットの近くで返却、レンタルを繰り返しながら観光する、などアイディア次第で様々な使い方がありそうです!
使ってみて感じたメリット
・どこでも降りられる、借りられる、返却できる。
これが一番のメリットだと思いました。漕いでいて疲れたら自転車をいったん返却して、カフェで休憩とか、気になるお店に入ったりとか本当に自由です。電車に乗って、目的地付近まで移動とかも可能です。マイ自転車よりも便利だと感じました。専用駐輪場じゃないところでも、自分の自転車みたいに一時的に駐輪することができます。その場合鍵はパスモなどの交通系ICカードや登録した暗証番号になります。
・爽快。いい運動。そして電動。
東京都心を自転車で駆け抜ける…なんて経験なかなかできないですよね。このシェアサービスでは、新宿、渋谷、上野、銀座、お台場、築地、都内どこでも駆け抜けられます。そして、自転車は電動です。観光で利用すれば、電車で回るよりもより東京の空気感を生で感じることができるでしょう。
・メンテナンスフリー、使ったらそのまま返すだけ。
自分の自転車であれば、タイヤの空気圧を確認したり、電動であればバッテリーを充電したりと地味に面倒なのが日々のメンテナンスです。このシェアサービスではこうしたメンテナンスは一切いりません。使ったら、返す。それだけ。ポートならどこに返したってOKです(練馬区除く)。逆に借りるときは、バッテリーのある自転車を選んで乗ります。自分の使ったときはバッテリー切れの自転車も数台ありましたが、選んで乗れば問題ないと感じました。
使ってみて感じたデメリット
・初めての人にはよくわからないサービス
このサービスのハードルの高さは、料金ではなく、登録の仕方や利用方法などが初めての人にとって理解しづらいことにあると感じました。例えば一日利用であれば、有人登録機と無人登録機、コンビニなどで登録することができます。私はコンビニでの登録と無人登録機の両方を試してみたのですが、特にコンビニ登録については入力する個人情報が多く、煩雑に感じました。無人登録機と有人登録機はそこまで設置されているわけではありませんでした。定期利用であれば、クレジットカードで登録することになります。この場合は連続利用時間によって料金が変動するのが紛らわしいです。特に、普段インターネットを使わないお年寄りには利用が困難だと思いました。
・ポートによって自転車に偏りがある
どこでもレンタル、返却ができる分、駅チカのポートに自転車が偏っていたり、観光スポットの近くのポートに全然自転車がなかったりします。ポートの利用可能な自転車の台数はリアルタイムでスマホアプリで確認できました。利用するときは事前にスマホアプリで確認するといいかもしれません。スマホから自転車の予約もできるようです。
詳細、利用料金、プランとか
利用料金は現在このようになっています。一日利用に関しては、ほかのレンタサイクルに比べてもそこまで安くはないかと思います。しかし、ポートの数、利用可能な自転車の数を考えると、このサービス、果たして利益出ているの…?と不安になるほど安いと感じます。
あと、自分が認知して初めて、都内での浸透度の高さを感じました。東京・自転車シェアサイクリングで使われている自転車は統一して赤色をしています。
自分が使ってからは、都心でこの赤い自転車を急によく見かけるようになって驚きました。存在を知ったので、ほかの自転車と判別できるようになったからです。普段生活するにあたって、他人の自転車を気にとめるようになりました。
東京近郊の観光をするときはまた使ってみようと思います!
大迫力! 伊豆大島でキャンプをしよう! 無料できれいなトウシキキャンプ場とは
こんにちは!
先日伊豆大島で二泊三日のキャンプをしてきました。そこで、その時使ったトウシキキャンプ場周辺のレポートをしたいと思います。トウシキキャンプ場に行こうとしている方のお役に立てれば嬉しいです。
伊豆大島とは
伊豆七島の中で一番都心から一番近い島。海水浴やダイビング、釣り、登山、サイクリングを目的に来る人が多い印象です。
ホームページなんか見ると、もうほんとカッコいいです。観光に力を入れているのでしょうね。いろいろなイベントもやっています。波止場では外国人のグループなんかもちらほら見えました。
アクセス
基本、船です。船といっても二種類あり、二時間ほどで東京―大島間を行き来する高速ジェット船と、八時間かかる大型客船があります。浜松町から近い竹芝桟橋から毎日船が出ています。
今回の旅行では高速ジェット船を使いました。期間限定の割引を利用して通常往復14,040円のところ、なんとったったの3900円で行って帰ってきました! あっという間につきます。びっくりでした。伊豆諸島ではとてもお得な割引や2013年に起きた台風による被害の震災復興として東京都から助成金が出る場合があるので、確認してみるいいかもしれません。
実は以前、神津島という伊豆大島より少し南の島に行く際に、大型客船を使いました。大型客船の船旅もとても趣があります。夜の10時頃に東京を出発して、夜通しかけて島に向かいます。船にはコインシャワーやレストラン、充実した自販機が設置されていて、空揚げやたこ焼き、カップラーメンまで購入することができます。デッキで東京の夜景を眺めながら友達と食べるカップラーメンがとても美味かったのを覚えています。
値段と時間を考えて船を選ぶといいと思います。
実は、飛行機という手段もあります。料金は大型客船の特等と同じぐらいです。お金は余裕のある方はこちらを検討してみてもいいですね。
欠航するのかどうか
船を利用するにあたって気になるのは欠航するかどうかですよね。
今回の旅行では、最終日の次の日の天気が大荒れで、帰れるか少し心配でした。同じキャンプ場でキャンプをされていた方たちも船の欠航を気にしていました。
欠航するかしないかは天気次第なのでどうすることもできませんが、調べていた時に伊豆大島在住の気象予報士さんが運営しているジェット船の就航予想のブログがとても参考になりました。伊豆大島には東側と西側の両方に港があり、風向きや天気によって利用する港を変えています。公式ページでは、当日まで船が来る港がアナウンスされないので、出帆(到着)港の予想までなさっているこのブログが現地でとても役立ちました!
無料できれいなトウシキキャンプ場
伊豆大島の南端にあるトウシキキャンプ場で二泊しました。トウシキキャンプ場はフリーサイトでキャンプ場内ならどこでも自由にテントを設置できます。設備の利用、キャンプの設営がすべて無料なのが嬉しいところです。洗い場やかまど、トイレはありました。トイレットペーパは持参した方がいいかと思います。食料は徒歩20分圏内に二つほど商店がありました。品揃えもよかったです。
24時間営業の自販機も商店までの道の途中にあり、カップラーメンなどを買うことができます。薪は貝の博物館のとなりの勤労福祉会館(水曜:定休)で購入することができました。私の行ったときは薪が一セット500円ほどだったと思います。上手に使えば夜と朝の分くらいはあります。炭は薪と比べて少し割高でした。
https://oshima-navi.com/habu_port/
トウシキキャンプ場の使用について - 東京都大島町公式サイト
島内での移動手段
キャンプ場を利用していたほかのキャンパーさんたちはレンタカー使っているようでした。高校生らしき人グループはレンタサイクルで移動していました。
一方、私たちは島内のバスを利用しました。島内では少し割高で、岡田港から片道800円ほどでした。岡田港から元町港までは狭い道が続くのですが、バスドライバーさんの見事なハンドルさばきにハッとさせられました。一時間に1,2本の運行なので乗り遅れないように気を付けましょう。また、クーラーボックスをバスに乗せる際はオキアミや魚を持っていないかバスの運転手さんに聞かれました。釣りをしたい人はレンタカーを借りた方が無難かと思います。
トウシキキャンプ場までの道の途中では、圧巻の地層切断面を見ることができます。バスに乗っていたのは私たちだったので、地層切断面の近くでは運転手さんが気を利かせてくれて、バスをゆっくり運転してくれました。伊豆大島の島民さんたちは本当に親切にしてくれる方が多かったです。
トウシキキャンプ場から一番近いバス停は海洋国際高校前です。海洋国際高校前からトウシキキャンプ場までは少し距離があるので頑張って歩きましょう。海洋国際高校前で降りたら、勤労福祉会館とは逆方向に道なりに進むとトウシキキャンプ場への抜け道があります。Google map には載っていない道ですが勇気をもって進んでください(笑)
トウシキキャンプ場に行った方へ
トウシキキャンプ場の海の方は崖になっています。海を見て左側、手すりに沿って進んでいくとトウシキ遊泳場の真上の崖の上に行くことができました。天気が良ければそこで夕陽を見ることができると思います。私の行った二日は両日とも天気が悪くきれいな夕陽を見ることはできませんでした。きれいな夕陽が見れるといいですね。
生物版ロボコン iGEMの魅力とは
はじめまして。私は2018iGEMに参加しようと画策する都内の大学生です。今日はこのiGEMを知ってもらうために少し記事を書こうと思います!
この記事は生物学を勉強している人向けの記事ではなく、文系理系問わず誰もが読んで理解できるようにすることを意識しています。ところどころつたない部分があるとは思いますがご了承ください。この記事を見に来る人のほとんどはiGEMを知っている人だと思います。日本のiGEMチームの活性化を目指しているのでシェアしてくださると嬉しいです。
iGEMとは?
iGEMとは一言で言うと、バイオ版アイディアソンです!
アイディアソンとは、アイディアとマラソンを組み合わせた造語です。短期間で様々な参加者とともに話し合いながら、新製品やサービス、社会問題の解決策などを練り、新しいアイディアを生み出す活動のことを言います。
つまり、iGEMとはバイオの技術を応用して、新しい実用的なアイディアや実験手法を作り出したり、社会問題を解決しようという活動です。具体的な例では、
・オランダの学生たちが養蜂業で近年問題となっているミツバチに寄生するダニを農薬を使わず退治した。
Team:Wageningen UR - 2016.igem.org
・スコットランドの若者の間で流行っているモルヒネ、ダイエットドラッグ、MDMAを粉から検査するキットを超低価格で作った。
Team:Edinburgh - 2015.igem.org
など様々なプロジェクトが学生の手によって世の中に発表されました。
iGEMは、今や世界規模の活動となっています。毎年10月に世界大会が開かれ、各大学が一年間かけて考え抜いたアイディアをプレゼンで競わせます。
iGEMの特徴の一つは、アイディアが面白いだけでは評価されないことです。社会と対話しながらアイディアを洗練させるプロセスや、実際に実験し、検証して実用可能かを調査するところまでが、iGEMでの評価の対象になります。
iGEMで使う技術 遺伝子組み換え
iGEMを語るにあたり、切っても切り離せないものとして、遺伝子組み換えがあります。
遺伝子組み換えと聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?スーパーに行けば、「この製品で使われる大豆は遺伝子組み換え作物ではありません」なんて裏に書いてある食品なんかをよく目にしますよね。危険なもの、環境に悪いもの、人間が行ってはいけないもの... 様々な負のイメージを持っているかと思います。
一方、学術の世界では遺伝子組み換えは、生物を扱ううえで基本の技術です。遺伝子とは、生物が自分を作るうえでの設計図としての機能を持つデータのまとまりのことを言います。このデータを足したり、引いたりと編集をして世の中に役立てようとするのが遺伝子組み換えです。
例えば、糖尿病患者に投与する薬であるインスリン。昔は動物から直接抽出していましたが、今では菌が動物の代わりに作っています。インスリンを作るのに必要な遺伝子を菌に入れ込んでいるということです。菌に作ってもらうことで、インスリンの性能が向上し大量生産が可能になりました。
また、2012年にノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥先生のiPS細胞。iPS細胞を作る過程でも遺伝子組み換え技術が用いられています。
このように遺伝子組み換えは医療や農業をはじめとして幅広く貢献しています。最近では割れたコンクリートを修復する微生物の実用化が決まりました。iGEMでは2010年にNewcastle大学がコンクリートを修復する微生物を遺伝子組み換えで改良し、大きな注目を浴びました。
Team:Newcastle - 2010.igem.org
遺伝子組み換えを語るうえで欠かせないのが生態系への影響です。遺伝子組み換えで作った環境に強い生物が野に放たれたら一気に広まって生態系に悪影響を及ぼしてしまうのではないかという懸念があります。iGEMではこうした懸念も論点の一つになります。
こうした懸念を解消するために、光を浴びたり、特殊な化学物質がなくなったりしたら、自ら死んでしまうような仕組みを作るようなことを実際に行おうとしています。
外に出たら死んでしまうようにすることで、誤って広まってしまうのを防ごうというわけです。
iGEMの魅力
iGEMには数えきれないほどの魅力がありますがその中で二つを紹介します。
まずiGEMはアイディア次第です!
近代、科学技術が大きく発展したのは事実ですが、その中で本当に実用的に使われている知識はいったいどれくらいあるでしょうか。現代に生きる私たちにはこの問題に答えることはできませんが、たぶん割合、めちゃくちゃ少ないです。これを説明する例として私が好きなのは火薬の発見と大砲の発明です。サピエンス全史という本の下巻にこんな一文があります。
中国の錬金術師が火薬を発明してから、トルコの大砲がコンスタンティノープルの城壁を粉砕するまでには、600年の時が流れた」(p168)
サピエンス全史(下)
- 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田裕之
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (23件) を見る
これは基本的な科学現象の発見から、実用的な応用例が現れるまで、時にものすごい年月がかかってしまうことをよく説明しています。私は今の時代にもこのように応用の仕方が思いつかず、放置されてしまう科学がごろごろ転がっていると思います。学問をどうやって応用するか考える機会が存分にあるのがこのiGEMの魅力です!
次に、iGEMはチームです!
短い大学生活の中の一年間という比較的長期的なスパンで、共に協力し合う同年代の仲間がいます。時には喧嘩をしながら、何とか世界大会に間に合わせ、発表したという経験は言葉では語りつくせない思い出になるのではないでしょうか!?私は今年初参加なのでこれは先輩談です。自分も一年かけて検証してみます。
日本のiGEMチーム
2017の大会では世界各国から337チームが集まりました。
この年日本からは、北海道大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、神奈川工科大学、岐阜大学、長浜バイオ大学、京都大学、神戸大学とアメリカンスクールインジャパンの10チームが参加しました。
2018の日本のiGEMチームの動向はどうなるのでしょうか。iGEMに参加を表明していて、現段階で私が把握しているのが、東京工業大学、東京理科大学、神奈川工科大学、岐阜大学、京都大学の5チームです。減りましたね… どのチームもメンバー集めや資金繰りの厳しさから何とかチームを保っているというのが現状なのかもしれないです。
日本でのiGEMの認知度が上がり、各チームが活動しやすいような雰囲気を作っていけたらいいなと思います。大学生活で何かに一生懸命になってみたいと思う学生諸君、iGEMで研究しよう!
以上とある都内大学生のブログでした。最後まで読んでくださってありがとうございます。
ブログ始めました!!
初投稿です
前々から興味のあったブログなるものをとうとう始めてしまいました。一か月に何本か程度で続けていけたらいいなと思います!
自己紹介
都内の大学に通う情報系の学生。